ゆく川の流れは絶えずして
昨日、実家で
父の四十九日が無事に終わりました。
私たちは母ばかり心配していました。
透析をしていて、膵臓にも小さな癌が見つかっていたのですから。
父は
母の病院の送り迎えや
お買い物の運転を
亡くなる1ヶ月前まで
していました。
末期癌であるのを
知っていたのに、私たちに
隠していたのかどうなのか、
父にもう確認することができません。
母は、
父が亡くなる瞬間も、
そのあとも、
涙を一滴も流していません。
そのかわり
背中が痛くなったり
お腹が痛くなったり
食欲が無くなったりしています。
お父さんの四十九日を
ちゃんとしなくちゃと
頑張っていたので
私たち子どもは
なるべく母の手伝いをしました。
私は、母の透析のない日の朝に
お買い物や役所や病院へ
母を乗せて運転したり、
お昼ご飯を一緒に食べたりしています。
昨日のお経
毎週のお経に来てくださっていた、
父の高校の先輩の
高齢のお坊さまは、
来られませんでした。
息子さんのお坊さまは
すごい美声で
聞き惚れながら
なんとなく意味がわかるところもありました。
生老病死
無常
私たち生き物が
逃れられない運命。
いつか
必ず歳をとって、
必ず病気になったり
体が弱ってしまって
必ず死ななければならない。
死ぬ時は苦しい思いや痛い思いを
頑張って耐えなければならない。
絶対の真実
それは
ずっと変わり続けてしまうこと。
私たち自身も
楽しい時も
状況も
常に変わり続けていること。
今は二度と帰ってこないこと
一瞬一瞬は
唯一無二であること
本で読んたりして
知っている
よくわかっている事なのに
自分が経験すると
やっぱりつらいなぁ
お父さんに
夫に
会いたいなぁ
そんなことを
お経をぼんやり聴きながら考えて
涙を流しました。
昔の写真がたくさん出てきて
みんなで見たり
来てくれた伯父伯母に渡したりしました。
https://youtu.be/6VP6Ho0i7DA
↑読み聞かせ動画
絵本2ページ読みます
方丈記
鴨長明
くもん出版
古典の絵本