自閉症にうまれて、自分だけの、才能をのばして

2022年08月21日 18:18

🌷一日千笑
苦あれば楽あり🌷

公文式で
才能を伸ばして
世界で大活躍する
有能な人材になる

そんな人が
たくさんいて
素晴らしいけれど

世の中そんな人だけじゃない。

聞く力も
読む力も
認知能力も
弱く
人生をうまく歩けない人だっている。

そんなひとが
生きていく力をつける
そのために
公文式のプリントは
とても役に立つんですよ。


こずえさんの
お母さんが
講演されるのを
今朝
ズームで、聴きました。

星崎こずえさんは
2歳のとき
自閉症と診断されました。
お母さんは
公文式のプリントを
工夫しながら
こずえさんに与えて
ものすごい沢山の
読み聞かせをして

こずえさんは
読書大好きになり
大学に進学して
切り絵作家になりました。

お話しの途中で
お母さんの
工夫がものすごく
秀逸で
教室でも真似したいもの
いっぱい。

こずえさんは
くもんを始めた幼児のころ、
印刷したものは
全く反応しないので
お母さんが
プリントの文と絵を
トレーシングペーパーに写して
それを繰り返し
読み聞かせしたそうです。

目も合わさないし、
全く聞いていないようだったけれど
そのうち
こずえさんは
それを
全部覚えて
言うようになり、
そんなことを繰り返しているうちに
文字が読めるようになり

12年ほどかけて
国語も
算数も
当時の最終教材まで
プリントを進められたそうです。

ざっくばらんに
柔らかくおっしゃるけれど
自閉症のこずえさんが
勉強できるように
工夫されているアイデアや
考え方が
素晴らしくて

その中で
わたしがすぐにも
教室で
取り入れたいと
思ったこともあり
紹介します。

🌷梢さんが理解できるようにと
手作りした教具は
役に立たなかった。
数字を1000まで書く練習をしたら、一億などの大きな数字も理解できるようになった。

足し算も
何回も答えを書いているうちに
理解できるようになった。
最初は横に答えを書いて写すだけ

理論を理解させようと
思っても
うまくいかない。
たくさん解いているうちに
理解できるようになる。

🌷昨日できても
次の日できないことなんか
しょっちゅう。
何回でも
戻ればいい。
がっかりせずに
何回も戻ったり
進んだりしたらいい

🌷読み聞かせは
2つ上のお姉さんに
ずっとしていたので
こずえさんは
赤ちゃんの時から
横にいるけれど
全く聞いてないよう
だった。けれど、
ある日
絵本の内容を
言うようになった。

図書館で10冊かりて
毎日その10冊を1週間読み聞かせする。

ひとりで読めるようになっても
読み聞かせをしていた。
(読み聞かせに
ついては、むかし、
先輩指導者から、
雑談で
旧帝大の
大学教授の息子さんが子どもの頃に、
中学生になっても
読み聞かせしてたよーと
言っていたことが
あります。
一人読みできても、
難しい本を読める子どもだったとしても、
読み聞かせをするのは
とても良いそうです)

🌷3年生の夏休み
51冊
小4  150冊
小5  300冊
ひと夏で読んだ。

小5のとき280ページまで読んだり読み聞かせを聞ける
集中力が続くようになった。

小6の時
大人の本
推理小説
赤川次郎や
三国志などを
読めるようになった。

🌷梢さんの
切り絵の中に
本を読んで
知った物語や
イメージが
そこかしこに
モチーフとしてあり、

改めて
読書は
感性と知識を
大きく広げることが
わかりました。

🌷「ケーキの切れない非行少年たち」
という本を紹介され、

学校の内容がわからなくて
困っている子どもは
小2くらいで
サインを出し始める。
その時は
本人が楽にできるところに戻って
何回もできるまで
練習させてあげなくてはいけない。

わたしはつい
先に先に
プリントを進めてしまうけれど
ちょうど良いところを
学習できるように
もっと良く見なければいけないなぁ。

こずえさんとお母さんについて
くもん出版から
「一日千笑 苦あれば楽あり」
という本が絶版になってあるそう。
たしかうちにあったよなぁと
まだ読んでないけどと、
探したけれど
無かった。
なんとか手に入れて
また、教室におきますね!

↓こずえさんのホームページ
https://kozuehp.web.fc2.com/news.html

↓こずえさんの動画
https://youtu.be/hhnnEqqLpy8

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) https://amzn.asia/d/1DSU4oy

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